愛でて亡き父を偲ぶ創芸画

作家ブログ

【創芸画「翔る」と愛猫】

創芸画家の悠美さんに納品していただいた作品「翔る」と

愛猫を撮影してみました。

アンモナイトの辺りに悠美さんが映りこんでます~

 

創芸画って絵画ではないんですよ

創芸画とは世界の生地(主にシルクなど)を使い表現されていますが

貼り絵ともまた全く違い、日本古来の表具師の技術で創作された

アートなのです。生地はステンドグラスのように1個所も

重ならずに和紙で裏打ちされています。

シルクの光沢は美しいですよね~

同じ生地でも織目の向きを変えて配置される工夫で別物に見えたり

見る角度による光沢感の変化で、その日その時により違った表情なのも魅力です。

 

この度は生前に父が着けていたネクタイ数本を実家から貰い受け

夫が使えるものを選んでもらうと、これは着けないかなぁ・・・

というのがその内2本あり暫く保管しておりまして

友人でもある悠美さんからは以前にクライアントさんからの依頼で

ネクタイから作品をつくられて喜ばれたとの話を聞いていたので

是非、お願いしたいと思っていたんです。

 

アンモナイトに関しては、わたしが本物のアンモナイトを

手に入れてから様々にシンクロがある中、悠美さんの個展で

横浜のギャラリー art Truthさんへ伺ったときにもアンモナイトの

作品を鑑賞させていただいたのでオーダーをお願いしたい!

と相談をしたのでした。

 

ちなみに、アンモナイトは約4憶年前から約6,600万年前までの間

広く海洋に生息していたそうです。人間が地球の主役ではなかったときですよね

(本当は全生物が主役)。想像も及ばないときを経ているはずなのに

何だかとっても親しみの持てる美しい渦巻が平べったく丸っこい形状が

手にしっくりときます。なんだか落ち着くんです。そして、なんだか疼きます。

 

もちろん、化石化しているものですが、こんなにしっかりと形が残っていて

中に詰まっているのは約4憶年前から約6,600万年前までの微生物も混ざった

砂などなのですよ!それが、今わたしの手に乗っていると思うと感慨ぶかく、、、

あ、すみません。話が脱線・・・

アンモナイトについては、またいつか~

 

創芸画にするためにネクタイを解体

こちらの画像は創芸画の作品になるために解体された父のネクタイです。

悠美さんが送ってくくださったんですが、

ネクタイって、こんな風にパーツを組み合わせて出来ているんですね!

知らなかったのはわたしだけ? ネクタイ作るのもなかなか手間のかかる作業ですよね。

もちろん、解体するのも!

 

父のネクタイとして感謝。ありがとうございました。そして、

ここから日本古来の表具師の技術と悠美さんの感性でアート作品へと生まれ変わり

さらに愛され続けていくなんて・・・なんとなくアンモナイトともシンクロ~しますね。

愛でてアート作品として楽しみながら父との様々な思い出を懐かしんだり

感謝の氣もちを常に持つことができる宝物になりました。

 

母からの言葉に更なる感動

この2本のネクタイで作品を依頼していることを母に話していなかったので

きっと喜んでくれるだろうなぁ。でも、作品から父のネクタイだとわかるかしら・・・

とか思いながら画像を送ってみると

「懐かしいネクタイがスゴイ!創芸画になって

悠美さん凄すぎます!ピンクのネクタイはカラオケで

舞台に出たときに着けていたの。

そのとき2位のトロフィーを貰ったのよ。

パパはほんとうに歌が上手でした。

声がとってもよかったのね。天性ね。」と母。

父のものだとわかるどころか思い出のネクタイでした。

 

カラオケでトロフィーを貰ったときのことはわたしも覚えていました。

当時、とても嬉しそうで普段からお喋りだった父が更に饒舌になっていたのを思い出します。

でも、そのときに着けていたネクタイまでは、わたしは覚えていませんでした。

偶然にも、そんな思い出のネクタイを作品にしていただいてたなんて!

父も嬉しかったときのネクタイを残したかったのかしら^^

 

悠美さんがつけられたタイトルの「翔る」からわたしが感じたのは

父がこれまでの父としての人生から飛び立ち軽やかにまた新な扉が開かれ永遠に

続いていく魂、それはわたしたちでもある安心感。溢れる感謝の氣持ち。

アンモナイトの向こうには雄大に広がる海が見え、地中にキラキラした水晶の層

風の流れも感じます。

 

作品の素晴らしさが撮影した画像からは伝わらないものがあり残念です~

絹の魅力を引き出し表現された創芸画は実際に目にすると

絵画とは違った趣があり温もりも感じられます。

悠美さんに心より感謝です。ありがとうございました。

いつまでも大切にさせていただきます。